日本の食文化〜大晦日・お正月

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日本の食文化〜大晦日・お正月

日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。
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四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる〜記念日/誕生日プレゼントに
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 ≪日本の文化いろいろ≫

  大晦日(年末)・お正月(年始)のページ           
 ◇この暦に記載されている〜用語の解説 

旧暦について 月の朔望と潮回り(潮名・干満時刻)について  九星について 

六輝・六曜(ろっき・ろくよう)について  干支(えと)・十干(じっかん)・十二支(じゅうにし)について

日本の年中行事について  七五三について  五節供について  二十四節気について

雑節について 選日について  年末年始について  国民の祝日と休日について 

便利な和暦・西暦早見表
             
 大晦日からお正月について
今では正月のことを「節句」の一つと考えるのが一般的ですが、「正月」の定義についても元旦から三日までの「三が日」をさしたり、松の内までをいったりします。さらに松の内も、七日までをさす地域が多いものの、一部には二十日までの所や十五日までを正月と呼ぶ地域もあります。

しかし本来は正月とは一月を指し、この月にある節句は一月七日を「人日(じんじつ)」としていました。古来、中国では正月一日を「酉(鳥)の日」、二日を「戌(犬)」、三日を「亥(猪・豚)」、四日を「未(羊)」、五日を「牛」、六日を「午(馬)」のひとして、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。七日を「人の日(人日)」としてその日ばかりは犯罪者に対する処罰も行わないようにしていました。またこの日には、七種類の野菜(七草)を入れた「あつもの」食べる習慣もあった、これが日本に伝わって「七草粥」となりました。日本では平安時代に貴族の間で始まり、江戸時代に幕府の公式行事になって、将軍に以下全ての武士が「七草粥」を食べて尽日の節句を祝ったのものが、やがて一般に定着したそうです。
 
  年末〜12月          
 13日 13日頃正月事始め。そろそろ「煤払い」「年神様」という神様を迎えるには、まず家の中をキレイに清めなければなりません。毎年行われている“大掃除”には家を清める意味があります。最近は大晦日近くに行われるところが多いようでですが、古くは12月13日に行われ、「煤払い」といいました。また、この日よりお正月準備を始めるため、「事始(ことはじめ)」ともいいます           
 14日 ・14日〜手作りおせち材料購入
数の子・するめ・昆布・栗甘露煮・乾燥黒豆など手作りおせち材料を購入
 
 15日〜19日
 20日 ・20日頃〜縁起物準備(大安の日がおすすめ) 
門松・しめ飾り・鏡餅など(喪中の場合は、正月飾りは一切行わない)
・29日の「9」は「苦」に通じるので正月飾りは(門松・しめ飾り)は避けましょう。
・30日正月飾りはこの日まで飾りましょう「31日」に飾るのは「一夜飾り」といって敬遠されます。
・20日頃〜
・お神酒(おみき)・日本酒・お年賀用品などは早いうちに用意
おみきとは:昔から、日本人はお正月などの祭りごとでは、神様にお酒を「おみき」として供えてきました。
・祝い箸やおせちの蒲鉾・伊達巻なども店頭に出始めます。
祝箸とは:お正月は年神様とともに供えた食べ物をいただく「神人共食(しんじんきょうしょく)」の日です。その象徴が、柳の白木で作られた祝い箸です。
  
 21日〜25日  
 26日 ・26日〜お正月用のお買いものおせちの準備が本格化店頭は正月気分 
 27日 鏡餅
 
鏡餅」は年神様の “居場所”という意味があります。
2段の丸餅は太陽と月を象徴しています
円満に年を重ねる、という意味もあるそうです。
鏡餅は、まざまな縁起もの(だいだい、海老、昆布、裏白ゆずり葉、柿串など)を組み合わせて床の間か玄関に飾ります(お供えする日は、27日か28日)
 
 12月29日は二重苦とかけて、縁起が悪い日とされています。この日には、縁起物であるしめ縄、門松、鏡餅を飾るのは良くありません。また、しめ縄は大晦日に設置するのは「一夜飾り」といい、お迎えする年神様に失礼に当たるので、避けたい日です            
 28日    門松
 
 門松は「年神様」が降りてくる際の目標であり、それぞれの家に入る前にいったんとどまる、依代(よりしろ)の意味もあります。松は、冬でもみずみずしい松は神の宿る木といわれています。竹は、2、3日で背丈ほども伸びる竹は生命力を象徴しています梅は、ほかの花に先駆けて咲く梅は一年の始まりを意味しています。        
しめ飾り
 
しめ飾りは(注連縄・しめなわ)」は年神様が降臨する神聖な場所を示しています。しめ飾りの「しめ」はしめ縄の「しめ」で、神の占めた場所という意味をさしています。しめ縄の由来は、天の岩戸”という日本神話です 
鏡餅
 
鏡餅」は年神様の “居場所”という意味があります。2段の丸餅は太陽と月を象徴しています円満に年を重ねる、という意味もあるそうです。
鏡餅は、まざまな縁起もの(だいだい、海老、昆布、裏白ゆずり葉、柿串など)を組み合わせて床の間か玄関に飾ります(お供えする日は、27日か28日)
 
 29日  
30日             
・31日:大晦日おせち料理の支度を整える除夜の鐘を聞きながら年越し蕎麦で年越しを祝います。 
 31日    ・除夜の鐘とは
年末最後の“大晦日”は、旧年と新年の区切りの日です。その夜を「大晦(おおつもごり)」「除夜」「年越し」などといいます。新年の神様である「年神様」が来るのを寝ないで待つ日とされてきました。
         
・年越し蕎麦の呼び名
・寿命蕎麦は蕎麦のように長くのびる(長生きできる)ことを意味しています
・運気蕎麦は鎌倉時代、博多の承天寺が町人に蕎麦をふるまったところ、次の年から皆の運が上向いてきたそうです。
・福そばは金銀細工師が散らかった金粉を集めるのに蕎麦粉を使うので、蕎麦は金を集める縁起物とされました。
・縁切り蕎麦は蕎麦はよく切れるため、一年の労苦を忘れられるといわれています。
 
             
  お正月〜1月   
お正月
本来「正月」は1月の別称ですが、「1日が元旦」「3日までが三が日」「7日までを松の内」といいます。地方によっては、1月15日、20日の小正月まで、さまざまな正月行事が行われます。1月を「睦月(むつき)」と呼ぶのも、正月に一家揃って睦みあう様子を表したものです。
多くの方がお正月を家族で過ごし、当たり前のようにおせちを食べたり、お年玉のやりとりをしたりしていますが、一つ一つのものごとにも大切な意味が込められています。昔から、元旦には「年神様」(としがみさま)という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭にやってくるとされています。年神様は祖霊神であり、田の神、山の神でもあります。そのため、年神様は子孫繁栄や五穀豊穣に深く関わり、人々に健康や幸福を授けるとされていて、「正月様」、「歳徳神」(としとくじん)とも呼ばれています。

新しい年を迎える準備は、"一年の計は元旦にあり"と言ったりするのは、年神様(としがみさま)を元旦にお迎えするからです。お正月の行事や風習には、年神様をめぐる一連のストーリーがあります。それはまる で、私たちが大事なお客様をお迎えするのと同じように、おもてなしの気持ちにあふれています。
             
 1日元旦        お雑煮 雑煮の汁は地域によっていろいろなものがある。
澄まし汁が68%と多いようです。
・澄まし汁仕立てには、塩味仕立て・薄口醤油・濃い口醤油・白醤油
・味噌汁仕立てには、
麦味噌仕立・米味噌仕立・合わせ味噌仕立・白味噌仕立て
・赤味噌仕立・他に小豆汁仕立て・納豆仕立て
         
おせち
 
「御節」とは、中国大陸から伝わった暦上の節目、季節の変わり目などにあたる節日(せちにち、節句)のことを指します。節日には祝事を行い祝い膳がしつらえられましたこのとき作られるめでたい料理が、「御節(おせち)料理」と呼ばれたのです。現在では、一般に祝う風習のある節日は正月のみとなりました。御節料理とは、大晦日までに作られ、翌年の正月のための料理(正月料理)のみを指すようになりました。重箱に詰めるのは、めでたさを「重ねる」という意味で縁起をかついだものです
 お年賀 新年にあたっての挨拶や贈りもののことです。「年始」、「年礼」ともいい本来は、本家、分家が本家に一同に集まって、親を祝い、先祖をまつるものでした。元旦から小正月の1月15日(地方によって正月7日までの松の内まで)までの年始、元旦はなるべくさけて松の内の7日ぐらいまでに伺うのがマナーです。 
 ・初詣は、松の内(1日〜7日まで)の参詣を初詣でといいます。
初詣でとは新年になって、正月に初めて神社やお寺、寺院に参詣し、その一年の幸せを祈願することを初詣で・初詣と言う
 〇初詣は
○鳥居をくぐる前に服装の乱れをととのえます。
○鳥居をくぐる時、神様を敬う気持ちを表わすめに軽く会釈をして境内に入ります。
○手水舎でまず身を浄めます。
@まず右手に柄杓(ひしゃく)を持ち、左手を洗い清めます。
A柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。
B再び持ち替えて柄杓を右手に持ち、左のてのひらで水を受けて口をすすぎます。
柄杓に口をつけて口をすすぐことのないように注意してください
C左の手のひらを清めます。
D最後に柄杓を縦にして、自分が持った柄の部分に水を流し、元の位 置にもどします
柄杓は伏せておきます。
○神社での拝礼の仕方
@神前に進み、姿勢を正します。 
A(賽銭を賽銭箱に入れます。) 
B鈴を鳴らします。
Cもう一度姿勢を正します。
D二拝二拍手一拝の作法(ニ礼二拍手一礼の作法、
あるいは、再拝二拍手一拝の作法とも言う)で拝礼を行います。
・5-1:90度の礼で、二回拝みます。 ・5-2:胸の前で二回、拍手をします。
・5-3:もう一度90度の礼で、一回拝みます。
※拍手(はくしゅ)は、鈴と同じように邪気を祓う意味や、神様を呼び出すためと言われます。「かしわで」と言われることがあります。
※寺院では手を合わせ合掌するだけで拍手はしません。
○鳥居をくぐる時向きを変えて、軽く会釈をして境内を出ます
           
   ・破魔矢は、できるだけ高い場所に置きましょう。昔の人は、神棚に置いたり、はりに置いたりしていました。神棚がないお宅はたんすの上など目線より高い位置に飾るようにしましょう。        
 2日〜6日  
 7日  ・七草粥
 
・7日人日の日
正月の松の内が終わる1月7日(七草の節句)の朝に食べるのが七草がゆです。邪気を払い万病を除くまじないとして食べる中国から伝わった風習です。七草とは、すずな、すずしろ、せり、ほとけのざ、なずな、ごぎょう、はこべらのことをいいます。
 
 ・7日お正月飾りはこの日まではずしましょう
お正月飾りは、各地方では毎年小正月(1月15日)に行われる、お正月の飾りを集めて焼く「どんど焼き」に参加して燃やします。またこの火で焼いた餅を食べると無病息災で過ごせるといわれてます
 8日〜10日  
   
11日   鏡餅
 ・11日鏡開き
・鏡餅は、
正月11日に鏡開きでお汁粉や雑煮にしていただきます
「年神」さまに供えた餅を食べると1年間健康ですごせるということです
        
 12日〜14日             
 15日  ・15日 小正月 小豆粥を食べて豊作を祈ります
◇この暦に記載されている〜用語の解説 

旧暦について 月の朔望と潮回り(潮名・干満時刻)について  九星について 

六輝・六曜(ろっき・ろくよう)について  干支(えと)・十干(じっかん)・十二支(じゅうにし)について

日本の年中行事について  七五三について  五節供について  二十四節気について

雑節について 選日について  年末年始について  国民の祝日と休日について 

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