4月旬の魚桜鯛(さくらだい)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

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4月旬の魚桜鯛(さくらだい)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。
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四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる~記念日/誕生日プレゼントに
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 ≪日本の文化いろいろ≫

4月(春)旬の魚桜鯛(さくらだい)
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・主な旬魚10種類の栄養成分比較

・旬魚55種類の「栄養価と効能」「料理のレシピ」
  


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  桜鯛は美称で本名は真鯛。
真鯛の産卵期は3月から6月にかけて行われ、産卵の際に浅瀬へやってきます。ちょうど春の訪れと共に開花する桜の花びらを模した可愛らしい斑点模様があしらわれた美しい真鯛のことを桜鯛と呼びます。また、この斑点模様はオスの真鯛にのみ現れる特徴です。この時期に漁獲される真鯛は脂が乗っていて美味しいと評判です。あまり市場に出回ることがないため、高値で取り引きされています。産卵を終えた真鯛は小麦色をしており「麦わら鯛」や「落ち鯛」と呼ばれ、風味もがくだんと落ちます。
          
五訂増補日本食品標準成分表(可食部100g当たり)から             
桜鯛(さくらだい)         
 栄養成分  単位 天然生 養殖生 養殖
水煮
養殖
焼き
 栄養成分  単位 天然生 養殖生 養殖
水煮
養殖
焼き
脂肪酸飽和  1.47 2.69 3.30  3.25   銅 ㎎  0.02 0.02 0.03 0.03 
脂肪酸
一価不飽和 
g  1.59 3.12 3.63  3.59   マンガン ㎎  0.01 0.01 0.01 0.01 
脂肪酸
多価不飽和 
g  1.38 2.80 3.28  3.33   ビタミンA
 レチノール
μg  11 10 17 
 エネルギー  kcal  142  194  226  226    ビタミンD μg   5.0  8.0  5.4  6.3 
三大栄養素 
たんぱく質 
g  20.6  21.7  22.9  23.1   ビタミンE トコフェロールα ㎎  1.0 2.4 3.3 4.5 
 三大栄養素
脂質
g   5.8  10.8  13.7  13.6   ビタミンB1 ㎎  0.09 0.34 0.17 0.15 
 三大栄養素
炭水化物
 g 0.1  0.1  0.1   0.1   ビタミンB2 ㎎  0.05 0.09 0.07 0.09 
 ナトリウム ㎎  55 56 54 59    ビタミンB6 ㎎  0.31 0.37 0.32 0.29 
 カリウム ㎎  440 470 450 500    ビタミンB12 μg    1.2   1.4 2.5  2.4 
カルシウム ㎎  11 11 18 22   ナイアシン ㎎  6.0 5.4 5.5 6.0 
 マグネシウム ㎎  31 34 30 33   葉酸 μg   5  4  3  3 
 リン ㎎  220 240 220 260   パントテン酸 ㎎  0.64 1.39 1.28 1.27 
 鉄 ㎎  0.2 0.2 0.2 0.2  コレステロール ㎎  65 72 94 93
 亜鉛 ㎎  0.4 0.5 0.5 0.5   食塩相当量   g   0.1  0.1  0.1  0.1
桜鯛(さくらだい)         
 栄養成分  単位 天然生 養殖生 養殖
水煮
養殖
焼き
 栄養成分  単位 天然生 養殖生 養殖
水煮
養殖
焼き
 4月の旬の魚桜鯛(さくらだい)について 
  ・旬の時期・鮮度の見分け方・保存方法
桜鯛の産卵期は3月~6月で、旬は名前の由来にもなっている桜の季節といわれています。この旬の時期は産卵期の直前にあたり、この時期に桜鯛は産卵のために浅瀬へやってきます。なお、桜鯛の生息地は福岡県、愛媛県、山口県などの瀬戸内海が主ですが、北海道や南西諸島を除くほぼ全国で漁獲できる魚です。
・桜鯛(さくらだい)に含まれる栄養成分、主な有効成分と効能
鯛は〆めてすぐに食べるよりも11時間ほど時間をあけると、イノシン酸という旨み成分が強くなるので、より美味しく食べられます。また、鯛は美肌や疲労回復に必要なビタミンも多く含んでいる魚ですが、ビタミンは熱に弱い栄養素のため刺身として食べるのが栄養面でも一番いい方法です。
  ・調理のポイント
旬の桜鯛は産卵のために栄養を蓄えているので、身には脂がのり、なめらかな舌触りがあります。また、身が引き締まっているため、歯ごたえがしっかりしています。この時期の桜鯛は骨や頭などのアラからも、濃厚で旨味のある出汁がとれるでしょう。
      
4月の旬の魚~桜鯛(さくらだい)の料理レシピ
  さくらだいの煮もの
♪材料(2人前)
①鯛・2切れ
②そら豆・適量
♪調味料ほか
①A
・みりん・1/4カップ ・酒・小さじ2
②B 
・水・2/3カップ ・しょうゆ・1/4カップ
・砂糖・大さじ1/2
 
♪下拵えほか
①柔らかく水気のある魚は、
調理の前に、水気をペーパータオル等で拭き取ります

♪作り方と食べ方

①平なべにAを入れ、ひと煮立ちさせ、Bを加えます。
②煮立ったら鯛を入れ、落とし蓋をしてときどき鍋を揺すりながら、
中火から弱火で12分~13分煮ます
③落とし蓋を取り、煮汁をかけながら照りよく火を通します。
④そら豆の塩ゆで適量を、薄皮をむいて煮汁でひと煮します。
器に盛りそら豆を添えて出来上がりです
♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g
  さくらだいのレンジ蒸し
♪材料(2人前)
①さくらだい
・2切れ(200g)
②長ねぎ・1/2本(50g)
③絹さや・25g
④にんじん・1/4本(35g)
♪調味料ほか
①塩・小さじ1/2
②酒・大さじ1と1/2 
③ゴマ油・大さじ1/2
④しょうゆ・大さじ1/2
 せん切りの野菜と魚が、引き立て合って美味しいです
♪下拵えほか
①さくらだいは塩をふって10分おきます。 
②長ねぎは長さ5~6cmのせん切りにします。
③絹さやは筋を除いてせん切りにします。 
④にんじんもせん切りにします
♪作り方と食べ方

①さくらだいの水気を拭いて、耐熱皿に並べます。
②せん切りにした野菜をのせて、酒をふり、ラップをして、電子レンジで8分加熱します。
③器に盛ります。 
④小鍋で熱したゴマ油をかけ、しょうゆをかけて出来上がりです
♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g
  鯛のハーブレモンバター煮
♪材料(2人前)
①鯛・2切れ(200g)
②長ねぎ・1本(100g)
③エリンギ・1本(50g)
④レモン・1個 
♪調味料ほか
①白ワイン・大さじ2 ②水・1/3カップ
③塩・小さじ1/2 ④こしょう・少々
⑤バター・20g ⑥ディル(又はイタリアンパセリ)・2枚
⑦レモン汁・大さじ1
ワインとバター、ハーブの香りが食欲をそそります 
♪下拵えほか
①鯛は白ワインをふって10分おきます。 
②長ねぎは長さ4cmにきります。
③エリンギは長さを半分に切って、縦4つ割りにします。
④蒸し煮の用意をします。
・直径24cmぐらいのフライパンに長ねぎとエリンギを敷き込み、鯛をのせます。
分量の水を注ぎ、全体に塩、こしょう、バター、ディルを散らします
♪作り方と食べ方

①フライパンに蓋をして火にかけます。
②煮立ったら弱火にして6~7分蒸し煮します。
仕上げにレモン汁をかけます。
③器に盛りイチョウ切りのレモンを飾って出来上がりです
♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g
             
鯛(白身魚)のアクアパッツア  
♪材料(4人前)
①鯛
(ほかにも
伊佐木、
眼張、
かさごなどで)・1匹
♪調味料ほか
①にんにく・3片
②香味野菜(セロリの葉、パセリ、ハーブなど)・適宜
③浅蜊・1パック ④ミニトマト・1パック
⑤黒オリーブ(種なし)・10個 ⑥白ワイン・100㏄ 
⑦塩・適宜 ⑧胡椒・適宜
⑨オリーブオイル・大さじ2
 
♪下拵えほか
①浅蜊は塩抜きをしておきます。
②にんにくはみじん切りにします。
③黒オリーブはスライスにします。
④ミニトマトは半分に切ります。 
⑤魚は、うろこ、内臓、えらを取り除き、魚の裏表に塩をふっておきます
(切り身などでも出来ます)
⑥魚のお腹ににんにく(1片)と香味野菜(セロリの葉、パセリ、ハーブなど)を詰めます。

♪作り方と食べ方

①フライパンにオリーブオイル、ニンニクを入れ熱し、
香りが出始めたら魚を入れ、両面を軽く焼きます。
②白ワイン、浅蜊、黒オリーブ、ミニトマトを加え、材料がひたひたになるぐらいに水を入れます。
③蓋をして強めの中火で煮ます。(お湯が音を立てている状態で煮続け、
時々煮汁を魚の上からかけます)
④魚に火が通ったら蓋を取り、煮汁の味を見て、塩、こしょうで味を整えて出来上がりです。
(煮汁が残ったらリゾットや、スープパスタなどができます
♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g
鯛めし  
♪材料(4人前)
①桜鯛・1尾(400g)
②青ネギ(万能ねぎ)
・2本
③米・3カップ
④水・3と3/5カップ
⑤生姜・1片
⑥ガーゼ
(洗ってきれいなもの)
♪調味料ほか
蓋①A
・酒・大さじ2
・しょうゆ・大さじ2
・塩・少々
②B
・日本酒・大さじ3
・塩・小さじ2
鯛は特に頭が美味しいので、潮汁、かぶと焼き、かぶと煮などに、
♪下拵えほか
①米は炊く1時間前に洗ってざるにあげて水を切る。
②生姜は皮を剝ぎ、針生姜にしてみずにさらす。
③青ネギは小口切りにする。

♪作り方と食べ方

①鯛の頭を左、腹を手前に置き、左手で鯛の眼の下を持ち、
尾のほうから頭に向かってウロコを起こしながら、丁寧にこそげ取る。
②頭を右、腹を手前にして置き、
包丁の先をエラぶたの下に入れてエラを押さえ頭を向こうに引きながらエラを取る。
③鯛の裏側の胸びれの下に切り目を表面に出ないように切り込みを入れ、
内臓を出して塩水で洗い、水気をよく拭き取る。
④鯛の身の両面の皮目に中骨まで飾り包丁を入れる。
⑤④の鯛に(B)の調味料を振りかけて30分ほど置きます。
再び水で洗って水気をよく拭き取る。
⑥米に分量の水と(A)の調味料を加える。
ガーゼに⑤の鯛と針生姜を包み、米の上に乗せて炊き上げる。
⑦炊きあがったらガーゼごと取り出し、身をほぐしてご飯と混ぜ合わせる。
(小骨に注意)
⑧好みにより小口ネギ、切りみつば、木の芽などを散らして出来上がり。
⑨薄味」すぎる場合は、ここで塩少々、しょうゆ少々を加えて味を整える。
*お好みで鯛めしの上に、木の芽、筍、錦糸玉子(薄焼玉子)、菜の花、桜の花びら、グリーンピースなどを散らして、季節感を出して美味しくいただくのも良いでしょう。

♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g
             
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