2月の旬の魚

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2月の旬の魚

日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。
桜と富士山 日本の春 日本の夏 四季の区分 日本の秋 日本の冬 全国のお祭り
四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる~記念日/誕生日プレゼントに
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 ≪日本の文化いろいろ≫
 2月(冬)~旬の魚のページ
およそ3ヶ月ごとに変わる四季「春・夏・秋・冬」の海産物を食としても楽しめ恵まれています
魚の旬とは?
・魚の味には脂肪の量が大事なポイントになります
・魚の脂肪が一番多くなるのは、産卵期前の、
エサをたっぷり食べて栄養をつけている時です
・この時を魚の旬といいます
 
      
栄養価は
旬の魚~お肉に負けない良い蛋白質
・食べて頭が良くなる働きと効果のDHA
・血管のそうじをしてくれる働きと効果のEPA
    
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 旬の魚  特徴
鮪(まぐろ)

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・レシピいろいろ

美味しい時期
2月

黒マグロの旬は脂ののる冬。マグロの赤身と脂身とでは、脂肪分量が大きく異なり、特に旬の頃の大トロの脂肪含有量は40%にも達する。他にマグロには、ヒスチジンやアンセリンなどのエキス成分がたっぷり含まれている。日本人が一番好きでたくさん食べている魚はなんといってもまぐろですまぐろ類の年間漁獲量は全世界で約165万tですが、その3分の1量が日本で食べられているそうです。お寿司や刺し身に、日本の食卓には欠かせないまぐろですが栄養価も高く、コレステロール値を押さえるエイコサペンタエン酸(EPA)や頭の働きをよくするといわれているドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含んでおり、おいしいだけではない効果があるのもうれしいところです
鱈(たら)

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・レシピいろいろ

美味しい時期
2月

日本近海では北日本沿岸にマダラ、スケトウダラ、コマイの3属3種が分布する。単にタラと呼んだ場合はマダラを指すことが多い。非常に貪欲なことから、腹いっぱい食べるという意味の福詞「たらふく(鱈腹)」の語源となったといわれている。一方で、「たらふく」の語源は「足(た)らい脹(ふく)くるる」すなわち「満足して(腹が)脹れる」に由来し、「鱈腹」は当て字とする説もある。
タラを解剖すると少なからぬ胃潰瘍の病巣が認められ、これがこの過食によるものだとする説がある。身は脂肪が少なく柔らかい白身で、鱈ちりなどの鍋料理や、棒鱈などの干物、フィッシュ・アンド・チップスのような揚物、バカラオなどの塩蔵品、かまぼこ、魚肉ソーセージなどの練り製品として利用される。カンゾウからは肝油を採取するほか、オイル漬けにしたものはコッドレバーとして缶詰にされる。スケトウダラの卵巣(たらこ)、マダラの精巣(白子)、胃(韓国料理の食材チャンジャ、舌(ノルウェー料理の食材、ムニエルにして食す)なども食材として用いられる
タンパク質、脂肪分が少なく、淡白な白身である。タラの卵巣は栄養価が高く、代謝機能を活発にするビタミンB2が多く含まれている。低カロリー高タンパクの良質なたらですが、とくに注目なのは皮。人の皮膚や骨の細胞を結合させ、お肌をきれいに保つコラーゲンが豊富なので、しっかりいただきましょう。たらこはすけとうだらの卵巣を塩漬けにしたものです身のほうは一般的に真だらより味が落ちるので、かまぼこやちくわに加工されています。明太子:たらこを唐辛子液に漬けたものが博多名産として知られる明太子でもとは韓国のもの。韓国で、たらを「明太」(ミンタイ)、たらの卵を「明太子」(ミンタイコ)と呼ぶことにならって付いた名前だそうです 
鯥(むつ)

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・レシピいろいろ

美味しい時期
2月

繁殖を控えて浅場に移る冬が旬とされ、この時期は「寒ムツ」と呼ばれる。身は脂肪が多い白身で、脂が多い様を表す「むつっこい」「むっちり」などの言葉が転じて「ムツ」という名前がついたともいわれる。刺身、煮付け、鍋料理味噌漬けなどに利用される。また、卵巣はムツゴといい、たらこに似た味で珍重される。食料として見た場合、クロムツの体内に含まれる微量の水銀に注意する必要がある。 厚生労働省は、クロムツを妊婦が摂食量を注意すべき魚介類の一つとして挙げており、2005年11月2日の発表では、1回に食べる量を約80gとした場合、クロムツの摂食は週に2回まで(1週間当たり160g程度)を目安としている
笠子(かさご)

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・レシピいろいろ

美味しい時期
2月

冬が食べ頃。白身の魚で大変おいしいが、刺(とげ)が多く、さばき難いのが欠点。刺し身で食べる時はとれたてか、その日にとったものを使う。歯ごたえがあり、なめらかでプリプリし、甘みもある。吸い物や味噌汁、煮つけでも美味しい。カサゴおよびその近縁の魚は、締まりがよい白身に脂がのっていて非常に美味のため、和・洋ともにさまざまな料理に使われる。和食では鍋料理、潮汁、味噌汁といった汁ものや煮付け、塩焼きが好まれ、小振りであれば唐揚げとしても多く食される。また、頭が大きく歩留まりこそ悪いが刺身や握り寿しにもされる。洋食であればブイヤーベースやアクアパッツアなどに
公魚(わかさぎ)

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・レシピいろいろ

美味しい時期
2月

旬は冬。1月~3月頃がワカサギ釣りの最盛期。
産卵は早春で、卵を持ったメスが美味である。
成長した親魚では骨が太くて硬いが、小ぶりなものは骨も細くて柔らかく、丸ごと食べられる。鮮度が悪くなると腹が破れやすい。味が繊細なため味付けを薄めにする事がある。天ぷら、フライ、から揚げ、マリネ、南蛮漬けなどの揚げ物のほか、佃煮、甘露煮にして保存食ともする。新鮮なものは刺身でも食べられる
     
 魚の栄養素と効能について            
必須脂肪酸          
私たちの健康や美容に欠かせない重要な成分であるため、必須脂肪酸と呼ばれています。必須脂肪酸(ひっすしぼうさん)は、体内で他の脂肪酸から合成できないために摂取する必要がある脂肪酸です。人及びその他の動物にとっては、多価不飽和脂肪酸のうち、ω-6脂肪酸のリノール酸、ω-3脂肪酸のα-リノレン酸が必須脂肪酸であり必要量が定められる。            
 脂肪には一般的には3つのタイプがあります             


①一価不飽和脂肪酸 水素原子のペアが一つ失われている形の脂肪酸です常温で液体です。オリーブオイルやサフラワー油に多く含まれています。       







40%
②多価不飽和脂肪酸  水素原子のペアが2つ以上失われている形の脂肪酸です室温では柔らかい状態になっているか、液体状になっています。大豆油、ひまわり油等に多く含まれています魚の脂肪は主に多可不飽和脂肪酸です。  30% 
③飽和脂肪酸  全ての水素原子が互いに結合している(飽和している)形の脂肪酸です。動物性脂肪は飽和酸が多く、肉、鶏、バターなどの多く含まれています。常温で固まっていますパーム核油、ココナッツ油は飽和脂肪酸が多い。  30%
 主な魚の脂肪酸比較(五訂増補日本食品標準成分表(可食部100g当たり)から)            
  

  栄養成分
/魚名 

単位


うなぎ


まぐろ
脂身

 秋刀魚
さんま


さば
 

太刀魚
たちうお

 鰤
ぶり

 鰆
さわら


あじ 


いわし 

 鰹
かつお

白焼き

生 

生 

秋獲生

 

焼き

生 

生 

生 

秋獲生

飽和脂肪酸

6.59

5.79 

4.23 

 4.31

5.83

3.98

2.14 

2.16 

3.84 

0.25

 一価不飽和脂肪酸

g 

11.9

11.27

10.44

10.29

7.26

5.17

3.26 

3.07 

2.80 

0.29

多価不飽和脂肪酸和

g 

3.10

5.63 

4.58 

6.76

3.87

4.52

2.30 

1.89 

3.81 

0.19


 

 

 

 みなみ

 

大西洋
鯖 

 

 成魚

 

 大西洋


いわし

 「日本食品標準成分表2015年版(七訂)脂肪酸成分表編」参考  *魚名クリックで栄養価と効能・料理レシピへ            
 DHA/EPAを多く含む魚  
   魚名   DHA量(㎎) EPA量(㎎)    目安として    

・鮪(まぐろ)脂身 

3,200

1,400

厚生労働省が発表した
n-3系脂肪酸の1日の摂取目安量は、
男性は、
2.4g、女性は2.0g
(但し50~69歳の場合
となっています。)
1日の摂取目安量の参考として
①刺身なら

・鮪トロで2~3切れ ・ぶりで4~5切れ
②焼き魚なら
・秋刀魚で約1尾 ・小型鰯で約2尾
③缶詰なら
・鯖水煮缶190g ・鰯の蒲焼缶100g
                                                       

・鰤(ぶり)

1,700

940

・秋刀魚(さんま)  

1,600

850

・太刀魚(たちうお) 

1,400

970

・鰻(うなぎ)養殖  

1,100

580

・鰆(さわら)

1,100

340

・鯖(さば)  

970

690

・鰹(かつお)秋獲り  

970

400

・魳(かます  

940

340

・鰯(いわし)   

870

780

・金目鯛(きんめだい) 

870

270

 
DHAとEPAの働きと効果 

虚血性心疾患」や「脳血管疾患」など身近で日々改善して欲しいような症状にも効果を発揮してくれるとなれば「DHA]「EPA]を含むお魚類をも食べてみようと思いませんか?

・DHAは「ドコサヘキサエン酸」と言います。n-3系多価不飽和脂肪酸に属する脂肪酸です。
①DHAの働きは、
・悪玉コレステロールと言われるLDLコレステロールを減らし、善玉コレステロールと言われるHDLコレステロールを増やしてくれる作用が期待できる脂肪酸です。
②DHAの健康効果は、
・脂肪酸合成に関わる酵素の活性を低下させる作用があることから、
脳血管疾患や虚血性心疾患高血圧」、動脈硬化といった疾患の予防や改善効果が期待できるのです。
・また、神経組織の発育や機能維持を助けてくれる働きから
認知症の改善も期待できる。

・EPAは「エイコサペンタエン酸」と言います。n-3系多価不飽和脂肪酸に属する脂肪酸です。
①EPAの働きは、
・血管を拡張させる作用があることもわかっています。
これは
高血圧の予防や改善につながる働きです。
②EPAの健康効果は、
・現在アトピー性皮膚炎や花粉症、気管支ぜんそくなどの
アレルギー症状の予防や治療へ
の効果も研究が進められています。

      
 強く元気な身体をつくるお魚の栄養            
 お魚の部位別の栄養価
・ヒレ
・魚皮膚や筋肉をつくる
・ヒレにコラーゲンを含む。
・コラーゲンは
美肌を造る栄養素
・かの楊貴妃も好んで
食したという
「フカヒレのスープ」があげられます。
  
・筋隔(きんかく)とは、
・魚の筋肉を縁取っている
白い筋
・魚に含まれるカルシウムのほとんどがこの部分に集まっています
 
・頭と目のまわり
・魚好きが絶対見逃さない美味しさ
くちびるの肉、頬肉、目玉と目玉のまわりの肉など、小さな肉ながら大変美味しい。
・血管や皮膚をしなやかにする多糖体やビタミンAが豊富です。
・目の裏側には「かっけ」予防に効果のある
ビタミンB1や脳の成長や発達に関係するDHAが含まれています。
・頭が美味しい魚、鯛、甘鯛、伊佐木、鰤、鮭な
  
血合肉(ちあいにく)
ビタミン類と鉄が豊富に含まれる。
・貧血予防に最適な部位。
・鰹の血合い肉にはたんぱく質
を主成分に、鉄、ビタミンA、
B1、B2,B12、タウリンを
多く含みます。中でもビタミンB1は多く、肉の数十倍も含まれています
  ・身
・高たんぱく、高脂肪でEPA・DHAを含む
・優血圧やコレステロール値を下げるタウリンを豊富に含む。(鯛、鰈、鱈)また、動脈硬化
・癌・ぼけなどをはじめとする生活習慣病予防に有効なタウリン、鉄を含みます。
・肉には含まれていないビタミン類が豊富な部位です
・内臓
・新鮮な魚の内臓にはビタミン類がいっぱい。
内臓は脂肪が多く、濃厚な味です。
・魚に含まれるカルシウムを上手く働かせるビタミンD。
粘膜の健康を保つビタミンAが大量に含まれる
 
・皮
・肉の部分よりビタミン類が豊富

・ビタミンAは粘膜の健康を保つ
・ビタミンB2は、糖質代謝に重要な働き。
(特に黒い皮の魚)ほかに
・煮こごりを作るゼラチン質も含みます。
・骨
・カルシウムが豊富。
・ビタミンDと一緒に摂る。
・骨や歯の材料になり、神経
・筋肉の機能を維持し、神経の興奮を鎮めるなど重要な働きをします
 
・魚卵、 
・親より栄養価が高い魚の卵。
・各栄養素をバランスよく、しかも高濃度に含み、特にビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラルの銅、亜鉛と身体の目、肌、髪、胃腸、血管などの健康を促進します
・養殖魚には
天然魚よりDHAとEPAが沢山含まれています。
・天然ブリ 37g→養殖ブリ 45g
・天然真鯛 14g→養殖真鯛 28g
(100g当たりの含有量)
 魚は身体をつくる栄養が豊冨 
・DHA (ドコサヘキサエン酸)
頭が良くなりたい(DHA)は認知症の予防、改善効果、緑茶(カテキン)と一緒にとるとさらに効果アップします
・EPA (エイコサペンタエン酸)
血管の脂肪やコレステロールが気になるそれならEPAです。
    
・タウリン
目に良く、成人病にも。
     
   ・カルシウム
骨や歯を丈夫にする
    
・ビタミン
最近肌にニキビが健康的な肌を保ち美しい肌を保つ
ビタミン、動脈硬化や癌を引き起こす悪玉活性酸素
を抑制するビタミンが豊富です。
・たんぱく質
強い体をつくりたい、身体の働きを良くするたんぱく質が豊富です

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