1ページ目〜6月旬の魚鰹(かつお)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

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1ページ目〜6月旬の魚鰹(かつお)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。
桜と富士山 日本の春 日本の夏 四季の区分 日本の秋 日本の冬 全国のお祭り
四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる〜記念日/誕生日プレゼントに
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 ≪日本の文化いろいろ≫

1ページ目〜6月(夏)旬の魚鰹(かつお)
〜栄養素と効能・料理レシピのページ
@ページ目”旬魚鰹(かつお)”のレシピいろいろ

@ページ目のレシピへ →・基本の鰹のたたき(高知名物)
・かつおの霜降り刺身・鰹の角煮 ・かつおのおぼろと炒り卵丼
・かつおの立田揚げ「甘酢あんかけ」「大根おろしかけ」 ・かつおと玉ねぎの春巻き

Aページ目のレシピへ →鰹と筍の角煮
・かつおのたたき丼 ・鰹と蛸のピリ辛
・かつおのガーリック風味 ・かつおのカルパッチョ風
・かつおのたたきごま味噌和え(高知県漁師料理がルーツ)
・鰹の小鉢・鰹の大根みぞれ和え ・鰹の中華風サラダ ・かつおの手こね寿し
 
・主な旬魚10種類の栄養成分比較

・旬魚55種類の「栄養価と効能」「料理のレシピ」
  


・旬の魚月の索引ページへ→1月 2月 3月 4月 5月 6月

7月 8月 9月 10月 11月 12月
           
  日本の太平洋沿岸に生息する鰹は、夏に黒潮と親潮がぶつかる三陸海岸沖辺りまで北上し、秋に親潮の勢力が強くなると南下する。夏の到来を告げるその年初めての鰹の水揚げを「初鰹(はつがつお)」と呼び珍重される。脂が乗っていないためさっぱりとしており、この味を好む人もいるが、3月初旬の頃のものは型が揃わず、比較的安価である。脂が乗りだすと高値になっていく。初鰹は港によって時期がずれるが、食品業界では漁獲高の大きい高知県の初鰹の時期をもって毎年の「初鰹」としており、消費者にも浸透している。南下する鰹は「戻り鰹」と呼ばれ、低い海水温の影響で脂が乗っており、北上時とは異なる食味となる。戻り鰹の時期も港によってずれがあるが、一般的には秋の味として受け入れられている。北上から南下に転じる宮城県・金華山沖では、「初鰹」といっても脂がのっているため、西日本ほどの季節による食味の違いがない。また、南下は海水温に依存しており、陸上の気温との違いがあるため、秋になった頃には既に鰹はいない
五訂増補日本食品標準成分表(可食部100g当たり)から             
 鰹(かつお)    
栄養成分 単位  かつお  そうだかつお    加工品 
 春獲り、生 秋獲り、生    なまり   かつお節 塩辛 
 脂肪酸飽和  0.12 1.50 0.74   0.16  0.62   0.35  
 脂肪酸一価不飽和  g  0.07 1.33 0.48   0.09   0.33  0.28  
 脂肪酸多価不飽和  g  0.14 1.84 0.84   0.17  0.81    0.39 
  エネルギー  kcal  114  165  136   134  356   62  
 三大栄養素たんぱく質  g  25.8  25.0  25.7   29.8  77.1   12.0  
  三大栄養素脂質 g   0.5 6.2 2.8  0.7 2.9  1.5  
 三大栄養素炭水化物  g 0.1   0.2 0.3   0.4  0.8   tr 微妙に
含まれている
 
 ナトリウム 43 38 81  110  130   5000  
 カリウム 430 380 350  300  940   130  
 カルシウム 11 23  11  28   180  
  マグネシウム 42 38 33  32  70   37  
  リン 280 260 230  300  790   150  
  鉄 1.9 1.9 2.6  3.7  5.5   5.0  
  亜鉛 0.8 0.9 1.2  0.9  2.8   11.8  
  銅 0.11 0.10 0.16  0.17  0.27   0.07  
  マンガン 0.01 0.01 0.02  0.02    0.07  
 鰹(かつお)    
栄養成分 単位  かつお  そうだかつお    加工品 
 春獲り、生 秋獲り、生    なまり   かつお節 塩辛 
  ビタミンA レチノール μg  20   tr微妙に含まれている tr微妙に含まれている    90 
   ビタミンD μg   4.0  9.0  22.0   4.0  6.0   120.0  
  ビタミンE
 トコフェロールα
0.3 0.1 1.2   0.2 1.2    0.7 
  ビタミンB1 0.13 0.10 0.17  0.19  0.55   0.10  
  ビタミンB2 0.17 0.16 0.29  0.18  0.35   0.25  
  ビタミンB6 0.76 0.76 0.54  0.46  0.53   0.05  
  ビタミンB12 μg    8.4  8.6  12.4   20.5  14.8   4.5  
  ナイアシン 19.0 18.0 16.2  16.3  45.0   1.7  
  葉酸 μg   6  4  14   16  11   48  
  パントテン酸 0.70 0.61 1.29  0.58  0.82   0.43  
 コレステロール  60 58 75  80 180  210 
  食塩相当量   g   0.1  0.1  0.2   0.3  0.3   12.7 
 鰹(かつお)    
栄養成分 単位  かつお  そうだかつお    加工品 
 春獲り、生 秋獲り、生    なまり   かつお節 塩辛 
6月の旬の魚鰹(かつお)について 
  ・旬の時期・鮮度の見分け方・保存方法
世界中の熱帯、温帯の海域に分布。ウロコは目の後ろ、胸甲部、側線部だけにある。近隣種に、スマ、ハガツオ、ソウダカツオ。
鰹の選び方の1本の場合は、全体にずんぐりしていて、魚体の縞模様が鮮やかなもので、腹がきれいな銀白色をしたもの、また、尾までピンと張っていて身が固くしまっているものを選びましょう。
さくの場合は、身が赤というより朱色で、切り口の角がしっかりしているもの。血合いとの区別がよくわかり、パックの中に血が流れ出ていないものを選びましょう。
・鰹(かつお)に含まれる栄養成分、主な有効成分と効能
鰹は、良質のたんぱく質が多く、血中のコレステロールを抑制し生活習慣病の予防に効果のあるタウリン、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、代謝を促進するビタミンB1が多く含まれます純度の高いDHA/EPAが豊富で、脳の働きの活性化、老人性痴呆症の防止、コレステロールの低下、がんの抑制に効果があります。鰹に含まれるDHAの量は可食部ではそれほどの量ではないのですが。目の裏側にある脂肪分には大量のDHAが含まれています。
  ・調理のポイント
厚きりの土佐風たたきは、明治の初め、フランス人がステーキ風に食べたのが始まりとか、にんにくは、鰹の生臭さを消し、毒消しの意味も。酒盗は、鰹の内臓の塩辛。
      
1ページ目〜6月の旬の魚
〜鰹(かつお)の料理レシピ
  
鰹のたたき  
♪材料(4人前)
@鰹のたたき
(冷凍でもOK)・1本 
A塩・適量
(食卓塩でもできますが、できれば美味しい塩がいいです。)
♪調味料ほか
@玉ねぎ・小2個 A薬味ねぎ・お好みの量
Bしょうゆ・50t C酢・・50t
Dみりん・25t E酒・25t
F味の素・少々 
Gポン酢・適量(高知県馬路村
(うまじむら)のポン酢しょうゆ1000人の村1000mlをおすすめ)
 農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」で選ばれた高知県の郷土料理
♪下拵えほか
@冷凍の鰹のたたきを使用する場合は、袋に入れたままで、流水で5〜10分、
中心がまだ凍った状態まで解凍します。
A玉ねぎは、薄切りにして、水にさらしておきます。(辛味が抜けて食べやすくなります)
B薬味ねぎを切っておきます。 
C鰹は厚さ1pに切ります。(厚さはお好みの厚さで)
Dお皿に塩をふっておきます。

♪作り方と食べ方

@お皿に、切った鰹を並べていきます。出来るだけ重ならないように並べます。
Aさらにその上から塩を振ります。
Bその上にしっかりと水を切った玉ねぎを乗せ、
さらにねぎをたっぷりと振りかけます。
Cたれ、しょうゆ、酢、みりん、酒、味の素、ポン酢を混ぜ合わせて、
満遍なく全体にかけます。
Dたれをかけたら冷蔵庫で1〜2時間ほど置いておきます。
こうすると、味がしみ込んで、すぐに食べるより美味しくなります。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
  かつおの霜降り刺身
♪材料(2人前)
@鰹・1節
A万能ねぎ・適量
B大根・適量
Cみようが・1個 
Dあおじそ・3枚
♪調味料ほか
@塩・小さじ1強
Aたれ ・しょうが・1片 
・にんにく(みじん切り)・1片
・ぽんずしょうゆ・・適量
B針しょうが・適量
新鮮なら刺身が一番 
♪下拵えほか
@鰹を三枚におろします。又はおろしたもの
A万能ねぎは小口切りにします。
B大根はかつらむきにします。
Cみようがは二つに切ります。
♪作り方と食べ方

@鰹は塩をふり、10分おいて水気をふきます。
A盆ざるにのせて熱湯を回しかけ、色が変わったらすぐに氷水に取り、水気を拭きます。
B鰹を1cm厚さに引き切りします。 
C大根は、かつらむきにして細切りにして、器に敷きます。
D青じそを敷いて鰹を盛り、たれをかけ二つに切ったみょうがを添え、
万能ねぎの小口切りと針しょうがを散らして出来上がりです。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
かつおの角煮       
♪材料
1回に作りやすい分量
@鰹・300g
Aしょうが・10g
B青じそ・2〜3枚
♪調味料ほか
@塩・少々
Aしょう・・1/2カップ
B酒・大さじ1
Cみりん・大さじ2
 数日持たせたいときは、角煮に
♪下拵えほか♪作り方と食べ方
@鰹を2cm角に切ってざるにのせ、軽く塩をふります。
A30分から1時間おいて、熱湯をまわしかけします。
Bしょうがは皮をむいて、薄切りにします。
C鍋に、かつお、しょうが、調味料を入れて煮立て、
落としフタをして弱火で15分ほど煮ます。
D器に青じそを敷いてかつおを盛つけて出来上がりです。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
             
  かつおのおぼろと炒りたまご丼
♪材料
1回に作りやすい分量
@鰹のあら・500g
A卵・2個
♪調味料ほか
@砂糖・大さじ3
Aみりん・大さじ2
Bしょうゆ・大さじ4・1/2
鰹のあらを使っておぼろ 
♪下拵えほか
@炒り卵の作り方(1回に作りやすい分量)卵・2個
砂糖・小さじ2〜3しょうゆ・小さじ1/2 塩少々
@卵と砂糖、しょうゆ、塩を小鍋に入れ、良くかき混ぜます。
A中火にかけ、菜箸4〜5本で混ぜながら、火を通します。
B途中、何度か濡れ付近で底を冷やしながら炒めると、きめ細かい、
しっとりとした炒り卵になります。
C鍋肌についた卵をかき落としながら、
たえず混ぜて、細かい炒り卵に仕上げます。

♪作り方と食べ方

@鰹のあらを沸騰湯に入れ、煮立ったら、5分ほど茹でます。
Aざるに上げ、骨から身をほぐし取ります。
B布巾にに包み、水の中でもんで余分な脂とあくをぬきます。
C白い水が出なくなったら水気を絞ってほぐします。
D鍋にあくをぬいたかつおと調味料を入れ、菜箸4〜5本で混ぜながら、
そぼろ状になるまで弱火〜中火で丁寧に、しっとりと炒りつけます。
E大きめの茶碗に温かいご飯をよそい、かつおのおぼろと炒り卵を彩りよく盛り、
木の芽を添え出来上がりです
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
  かつおの立田揚げ
♪材料(4人前)
@鰹・半身(500g)
Aにんにく
(すりおろし)・小さじ2/3
Bしょうが
(すりおろし)・小さじ2/3
Cパセリ
(みじん切り)・適宜
Dサラダ菜・2枚 
Eミニトマト・適宜
F青じその葉・8枚
G大根・10cm
Hレモン(くし形)・適宜
♪調味料ほか
@甘酢あん
・水・カップ1 ・砂糖・・大さじ3
・トマトケチャップ・大さじ2
・酢・・カップ1/4 ・片栗粉・大さじ1 
A酒・大さじ2 Bしょうゆ・大さじ3
C片栗粉・適宜 D揚げ油・適宜
 「甘酢あんかけ」と「大根おろしかけ」  鰹を香りよく揚げて
♪下拵えほか
@かつおは身の中央に走っている血合いに沿って腹身と背身に切り分けます。
血合いの部分が気になるようでしたら適宜除いて7〜8mmの厚さに切ります。
Aバットに並べて酒大さじ2、しょうゆ大さじ3、すりおろしたにんにく、
すりおろしたしょうがをかけます。時々返しながら20分間つけます
B甘酢あんを作ります。小鍋に水、砂糖、トマトケチャップを入れて混ぜ合わせ、
火にかけて砂糖が溶けたら酢を加えます。
C煮立ったら水大さじ1と1/2で溶いた片栗粉を回し入れてとろみをつけます
D大根をおろし水気を切ります。

♪作り方と食べ方

@鰹の汁けを紙タオルなどで拭き、片栗粉を薄くはたきつけ、
約200度Cに熱した油でからりと揚げます。
(高温で手早く揚げるとうま味が逃げません)高温ですので油に注意。
A揚がった鰹の半量を器に盛り、甘酢あんをかけます。
パセリのみじん切りをふり、サラダ菜、ミニトマトを添えて
「鰹の立田揚げ甘酢あんかけ」の出来上がりです。
Bもう半量の揚がった鰹を青じそを敷いた器に盛り、大根おろしをかけ、しょうゆを適宜かけ、
くし形に切ったレモンを添えます。二つの料理を美味しくいただきます。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
  かつおと玉ねぎの春巻き
♪材料(2人前)
@鰹(刺身)・8切れ(100g)
A玉ねぎ・1/4個(50g)
B青じそ・4枚
Cサラダ菜・添える程度
♪調味料ほか
@A・にんにく(すりおろし)・小さじ1/4 ・みそ・大さじ1
A春巻きの皮・4枚
BB・薄力粉・大さじ2 ・水・大さじ1と1/2
C揚げ油・適宜
 にんにく風味の、味噌味で
♪下拵えほか
@玉ねぎは薄切りにします。
AAを混ぜ合わせておきます。
B春巻きの皮1枚に、半分に切った青じそを2枚、横に並べます。
その上に玉ねぎ1/4量、鰹2切れをのせ
鰹の上にAの1/4量をを塗ります。
Cこれを春巻きの要領で包み、
巻き終わりは、混ぜ合わせたBを塗ってとめます。
残りも同様に作ります。

♪作り方と食べ方

@フライパンに揚げ油を2cmまで注ぎ、170度に熱します。
Aきつね色に揚げ焼きします。 
B器に盛ってサラダ菜を添えます
♪栄養価一人分@熱量:275kcal、A塩分:1.1g
             
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・かつおの霜降り刺身・鰹の角煮 ・かつおのおぼろと炒り卵丼
・かつおの立田揚げ「甘酢あんかけ」「大根おろしかけ」 ・かつおと玉ねぎの春巻き

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・かつおのガーリック風味 ・かつおのカルパッチョ風
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