5月旬の魚鰈(かれい)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

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5月旬の魚鰈(かれい)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。
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四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる〜記念日/誕生日プレゼントに
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5月(春)旬の魚鰈(かれい)
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・旬魚55種類の「栄養価と効能」「料理のレシピ」
  


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   鰈の旬は種類によって異なり、1年中食べられる。マコガレイ、イシガレイは初夏。マガレイは秋から冬.。ヤナギムシカレイは春、鰈の逸品、城下ガレイは4月〜8月が美味しい。・カレイは脂肪が少なくあっさりした淡白な味で、タンパク質を多く含む歯、骨、血液、筋などの重要な構成成分であるリンを多量に含んでいる。鰈の種類はいろいろありますが、一般的に料理にするのは「真がれい」「真子がれい」「石がれい」など身の大きいもの。「笹がれい」など小さい物は干物に向いています。おいしさだけでなくかれいのタンパク質は消化が良くビタミンB1、B2が多いタンパク質の代謝を早め、胃腸の負担を減らします・また皮の部分にはお肌に良いコラーゲンが含まれています。「左ひらめ」「右かれい」というように、目の位置が他の魚とは異なり、盛つけは頭が右に。          
五訂増補日本食品標準成分表(可食部100g当たり)から             
栄養成分 単位 鰈(かれい)
まがれい   まこがれい   子持ちがれい 
水煮 焼き 水煮
 脂肪酸飽和  0.25 0.30 0.21  0.32   1.13  1.33  
 脂肪酸一価不飽和  g  0.26 0.32 0.21  0.32   1.72  1.97  
 脂肪酸多価不飽和  g  0.32 0.40  0.30 0.50   1.70  1.74  
   エネルギー  kcal  95  107   110  99    143  162  
  三大栄養素 たんぱく質  g  19.6  21.4   23.4  19.5   19.9  22.3  
   三大栄養素脂質 g   1.3  1.7    1.2 1.8    6.2  7.2  
 三大栄養素炭水化物  g 0.1  0.1  0.1  tr微妙に
含まれている
 
 
0.1  0.1  
 ナトリウム 110 100 130 110   77  83  
 カリウム 330 320 370 320   290  270  
 カルシウム 43 56 70 42   20  40  
  マグネシウム 28 29 32 26   27  28  
  リン 200 200 240 200   200  210  
  鉄 0.2 0.3 0.3 0.2   0.2  0.3  
  亜鉛 0.8 0.9 1.0 0.8   0.8  1.0  
  銅 0.03 0.03 0.04 0.02   0.03  0.04  
  マンガン 0.01 0.02 0.02 0.02   0.04  0.04  
栄養成分 単位 鰈(かれい)
まがれい   まこがれい   子持ちがれい 
水煮 焼き 水煮
  ビタミンA レチノール μg    6  12    11 
   ビタミンD μg   13.0  16.6  17.5   5.0  4.0   4.7  
  ビタミンE トコフェロールα 1.5 2.0 2.5  1.3  2.9    4.2 
  ビタミンB1 0.03 0.03 0.03  0.04  0.19   0.25  
  ビタミンB2 0.35 0.27 0.41  0.36  0.20   0.22  
  ビタミンB6 0.15 0.14 0.13  0.16  0.15   0.15  
  ビタミンB12 μg    3.1  3.3  4.1   2.9  4.3   4.9  
  ナイアシン 2.5 2.6 3.1  2.2  2.4   2.7  
  葉酸 μg   4  4  6   5  20   23  
  パントテン酸 0.66 0.73 0.76  1.05  2.41   2.58  
 コレステロール  71 87 100  0.3  71 120  140 
  食塩相当量   g   0.3  0.3  0.3  0.2   0.2 
栄養成分 単位 鰈(かれい)
まがれい   まこがれい   子持ちがれい 
水煮 焼き 水煮
5月の旬の魚鰈(かれい)について
  ・旬の時期・鮮度の見分け方・保存方法
鰈は
@表面にツヤがあるか新鮮なカレイは、表面にほどよいぬめりがあります。加えて、きれいなツヤがあるとより鮮度が良いカレイといえます。色味の基準は品種により異なりますが、濁っているものは鮮度が落ちている可能性が高いです。表面の状態をよく確認してみましょう。
A腹にハリがあるか表面の次は、腹の部分をチェックしてみましょう。腹が肉厚でハリがあり、白くしまっているものが、おいしいカレイの証拠です。弾力のある食感を楽しむことが出来ますよ。
B切り身は透明感があるかカレイは、切り身で買う機会も多いかと思います。切り身の場合は、肉厚で、透明感のあるものを選ぶようにしましょう。また、血液がにじんでいたり、ドリップが出ているものは鮮度が落ちている可能性があります。避けるようにしましょう。
カレイの旬は品種によって違う?
各国で漁獲されているカレイは、地域や環境によってさまざまな品種が存在します。その種類は、なんと100種類以上にも及びます。日本国内では、北海道が一番の漁獲量を誇りますが、日本海側を中心に全国で漁獲されている魚のひとつです。
中でも、国内で見ることが出来るカレイをいくつかご紹介します。
マガレイ:一般的に「カレイ」と呼ばれているのが、マガレイです。スーパーなどでも比較的手に入れやすいカレイです。一年を通して入手することが出来ますが、秋〜冬が旬であり、最もうまみが詰まっています。
マコガレイ:大分県の日出で獲れるマコガレイは「城下カレイ」と呼ばれ、ブランドにもなっています。夏が旬であり、実が詰まっているものは高級カレイに分類されます。
アサバガレイ:12〜6月が旬であり、冷凍の切り身などとしても出回ることが多いです。クセがなく、煮つけや唐揚げなど、さまざまな調理法にぴったりです。
ホシガレイ:希少性があり、幻のカレイとも呼ばれている高級魚です。ドット模様が特徴的で、外観からも他のカレイと差があることがわかります。旬は諸説あり、冬〜初夏と言われていますが、比較的年中おいしく食べることができます。焼き物や煮つけにしてもおいしくいただけますが、さばきたてのお刺身は絶品です。
・鰈(かれい)に含まれる栄養成分、主な有効成分と効能
カレイは低脂肪、高たんぱく!カレイは、脂肪分が少なく、たんぱく質を多く含んでいます。また、健康を気づかう人には嬉しい、さまざまな栄養素が含まれています。以下で、カレイに含まれる栄養素を効能とともに見ていきましょう。
タウリン:カレイには、タウリンが豊富に含まれています。タウリンは、コレステロールの低下や血糖値の上昇抑制、血液循環の正常化などに働きかけます。
コラーゲン:コラーゲンは、骨や関節、血管の働きを助けます。コラーゲンは、水に溶けにくく、加熱により溶けるゼラチンへ変化する性質を持ちます。カレイなど、魚の煮汁が冷えると出来る「煮こごり」は、こうしたコラーゲンの性質によるものです。特にえんがわと言われる背びれ部分と尻びれ部分にコラーゲンが多く含まれています。
ビタミン類:カレイは、白身魚の中でもビタミンが豊富ですカルシウムの吸収を高めるビタミンD、抗酸化力のあるビタミンE、代謝を促し、成長を促進するビタミンB2など、さまざまなビタミンを含んでいます。また、ビタミンB群の仲間であるナイアシンには、血行を良くして脳神経の働きを助ける効果もあります。
  ・調理のポイント
淡白で、上品な味わいの「鰈}刺身にしても、煮つけや唐揚げにしても楽しめる。
      
5月の旬の魚〜鰈(かれい)の料理レシピ
カレイの煮付け  
♪材料(2人前)
@カレイ・2切れ
(1切れ100g)
Aごぼう・60g
Bしょうが・1/2かけ
♪調味料ほか
@A・酒・1/4カップ ・みりん・大さじ2
・しょうゆ・大さじ2 ・砂糖・小さじ1
・水・2/3カップ
 
♪下拵えほか
@カレイは表側の皮目に切り目を入れます
Aごぼうは皮をこそげ、包丁の背で軽くたたいて、長さ5cmに切ります。
Bしょうがは薄切りにします。

♪作り方と食べ方

@煮ます。
・鍋にAを入れて火にかけ、煮立ったらいったん火からおろします。
・ここにカレイを並べて入れ、ごぼう、しょうがを加えて煮ます。
・時々煮汁を掛けながらごぼうが柔らかくなるまで煮ます。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
  焼きかれいと大根の煮物
♪材料(2人前)
@かれい
・1尾(300g)
・焼きかれいの市販品でもよいだしが出て味わいが深い煮物になります
A大根・1/2本
B昆布・5〜6センチ
C木の芽・たっぷり目
♪調味料ほか
@酒・大さじ2
A砂糖・大さじ1弱
Bしょうゆ・大さじ2・1/2
C水・1/2カップ
焼きかれいを使うと、よいだしが出て味わい深い煮物になります 
♪下拵えほか
@うろこを取ります→ぬめりがあるので左手でしっかりと
頭を持ち、尾から頭に向けて、包丁を立ててうろこをこそげ取ります。
Aえらとワタを取ります→えらぶたを開いて包丁を入れ、刃先でえらを引き出します。
白い側のむなびれの下に切り目を入れ、ワタをかき出し、腹の中を洗います。
B焼きかれいを作っておきます。
C大根は2センチ厚さの半月切りにし、面取りをします。
米のとぎ汁か、中華スープの素(顆粒)少々(分量外)を加えた湯で
全体に透き通るまで7〜8分茹でます。
♪作り方と食べ方

@鍋に昆布を敷いて大根を並べ、かれいを白い方を上にし、のせます。
A水と酒を入れ、中火で5〜6分煮ます。 
B砂糖、しょうゆを加え、鍋をゆすりながら弱火で煮ます。
C器に盛り、木の芽をたっぷり目に添えて出来上がりです。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
  子持ちかれいの煮物
♪材料(2人前)
@子持ち鰈・2切れ
Aしんとり菜・適量
♪調味料ほか
@水・1/2カップ A酒・大さじ2
B砂糖・大さじ1 Cみりん・大さじ1 
Dしょうゆ・大さじ2弱
 子持ち鰈の煮つけは身、卵、とろっとしたひれ、それぞれが味わえます
♪下拵えほか♪作り方と食べ方
@平なべに水、酒、砂糖、みりん、しょうゆ、を入れて煮立てます。
A鰈を奇麗に洗って子持ちが麗を入れて、濡らした落としブタをし、
時々煮汁を掛けながら20分ぐらい煮ます
Bしんとり菜を鍋の端でさっと煮て添えます
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
             
  鰈の唐揚げ野菜甘酢あんかけ
♪材料(2人前)
@鰈・2切れ
A玉ねぎ・80g
Bにんじん・30g
Cピーマン・2個
♪調味料ほか
@塩・少々 Aこしょう・少々
B片栗粉・適量 C揚げ油・適量
D水・100t
E調味料・だしの素・小さじ1/2
・しょうゆ・大さじ1と1/2 ・酢・大さじ1と1/2 
・砂糖・大さじ1 ・みりん・大さじ1
・酒・大さじ1 F水溶き片栗粉・小さじ1と1/2
 
♪下拵えほか♪作り方と食べ方
@ピーマン、玉ねぎ、にんじんは細切りにします。
A鰈に塩こしょうを振り、片栗粉をまぶします。
B170℃の揚げ油で、カラリト揚げます。
Cフライパンに水とにんじん。玉ねぎを入れて火にかけます。
玉ねぎがしんなりしてきたら、調味料を入れピーマンを加え、サッと煮ます。
D水溶き片栗粉でとろみをつけ、揚げたかれいにかけて出来上がりです
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
  鰈のムニエルきのこソース添え
♪材料(3人前)
@鰈の切り身・3切れ
♪調味料ほか
@塩・少々 Aこしょう・少々
B小麦粉・大さじ1 
Cきのこソース・エリンギ・1本 ・ふなしめじ・半パック
・えのき・半パック ・レモン汁・半個分
・醤油・大さじ1 ・みりん・大さじ1 ・酒・大さじ1 
Dバター(又はマーガリン)・大さじ1
バターは焦げやすいので、火は弱めで調理するのがポイント 
♪下拵えほか♪作り方と食べ方
@鰈は水分を取り、ビニール袋に入れて塩とこしょう、小麦粉を加え振り混ぜます。
Aバター大さじ半分でこんがり焼きます。
B焼きあがった鰈をお皿に移し、フライパンの汚れをペーパーで拭き取ります。
バター大さじ半分できのこを炒め、調味料で味付けをします。
C鰈にきのこソースをかけて出来上がりです。
♪栄養価一人分@熱量:kcal、A塩分:g
             
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