12月旬の魚真魚鰹(まながつお)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

HOME TOPのページへ
今年の暦 過去・未来の暦
暦こよみ~暦~日本文化いろいろ事典

12月旬の真魚鰹(まながつお)の「栄養価と効能」「料理レシピ」

日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。
桜と富士山 日本の春 日本の夏 四季の区分 日本の秋 日本の冬 全国のお祭り
四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる~記念日/誕生日プレゼントに
旬の野菜 旬の魚 旬の貝 和食のマナ― 箸の使い方 誕生日花/誕生石~暦
            

 ≪日本の文化いろいろ≫

12月(冬)旬の魚真魚鰹(まながつお)
~栄養素と効能・料理レシピのページ
・主な旬魚10種類の栄養成分比較

・旬魚55種類の「栄養価と効能」「料理のレシピ」
  


・旬の魚月の索引ページへ→1月 2月 3月 4月 5月 6月

7月 8月 9月 10月 11月 12月
           
カツオと名がついているが、イボダイの仲間でカツオとは種類も形も違う。旬は冬から春で、旬のとれたては薄造りで食べると絶品一般的に照り焼き、西京焼き、粕漬にして焼いて食べることが多く、その方が美味しい。            
五訂増補日本食品標準成分表(可食部100g当たり)から             
    真魚鰹(まながつお) 
    栄養成分        単位        栄養成分        単位      栄養成分    単位   
 脂肪酸飽和  3.80  マグネシウム ㎎   25  ビタミンB1 ㎎  0.22
 脂肪酸一価不飽和  g  3.98   リン ㎎   190  ビタミンB2  ㎎   0.13
 脂肪酸多価不飽和  g  1.52   鉄  ㎎  0.3 ビタミンB6  ㎎   0.30
  エネルギー  kcal  175   亜鉛  ㎎   0.5 ビタミンB12  μg  1.4
 三大栄養素 たんぱく質 g  17.1   銅  ㎎   0.02 ナイアシン  ㎎   3.6
  三大栄養素脂質 g   10.9  マンガン  ㎎   0.01  葉酸  μg 
 三大栄養素炭水化物  g tr微妙に含まれている   ビタミンAレチノール  μg  90 パントテン酸  ㎎   1.37
 ナトリウム ㎎  160  ビタミンD μg 5.0 コレステロール   ㎎   70
 カリウム ㎎  370  ビタミンE
 トコフェロールα
㎎  1.4 食塩相当量    g   0.4
 カルシウム ㎎  21         
    真魚鰹(まながつお) 
    栄養成分        単位        栄養成分        単位      栄養成分    単位   
12月の旬の魚真魚鰹(まながつお)について
  ・旬の時期・鮮度の見分け方・保存方法
マなガツオは北海道辺りから南の日本海、太平洋、瀬戸内海や有明海など日本の近海から東シナ海、南シナ海、インド洋に至る広域に分布する南方系の魚で、水深200m前後の大陸棚の砂泥底や、沿岸から遠くない表層を群れで回遊しながらクラゲをはじめオキアミなどの甲殻類やプランクトンなどを捕食し生息している。マナガツオは全長50~60cmになり、体形は胴が楕円形で側扁し、背ビレと臀(しり)ビレがカマのような形に大きく発達しているのが特徴。また、体に対して頭が小さく、それに合わせて目や口も小さい。 体表は本来、燻銀色の細かいウロコに覆われているが、非常にはがれやすく、底曳網で獲れたものはウロコがほとんどはがれ、銀白色の地肌がむき出しになっていることが多い。 主な産地は東シナ海で、底曳網で漁獲されている。また、瀬戸内海では初夏から秋にかけて刺し網や袋網で漁獲されている。瀬戸内海には6月の梅雨ごろから産卵のため外洋から入ってきて、産卵後、秋口の9月にはまた外洋に戻っていく。 マナガツオの漁獲時期と旬 マナガツオの漁期は産地海域によって時期が違う。瀬戸内海では産卵のため外洋から入ってくる初夏から秋までが漁期となる。 一方、東シナ海での漁は12月頃から翌春先までが最盛期となる。
旬は二通りの考え方がある。古くから産卵のために瀬戸内海に入ってきたものが沢山とれる初夏から夏が旬とされてきた。しかし、身そのものに脂がのって美味しい時期は冬なので、冬から春先までが旬ともいわれている。
マナガツオはなるべくウロコがたくさん残っているもの マナガツオのウロコははがれやすく、底引き網のものはほとんどなくなってしまっていることが多い。刺し網など近海物は残っているものもあり、こういったものは非常に高価だがそれだけ新鮮。 ちなみに、
マナガツオの目は小さく、澄んでいるに越したことはないがあまり参考にならないエラが鮮紅色の物 エラ蓋を開けてみて、中のエラの色が鮮やかな赤い色をしているかチェックする。 大き過ぎず小さくないもの 1キロから3キロまでのものがお勧め。小さいものは脂も少なく淡白。 腹が硬く締まりのあるものが良い。 切り身の場合 スーパーなどで切り身を見かけたら、身に透明感があって白濁していないものが新鮮。
・真魚鰹(まながつお)に含まれる栄養成分、主な有効成分と効能
マナガツオにはオメガ3脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)650mgやEPA(エイコサペンタエン 酸)240mgが含まれています。DHA(ドコサヘキサエン酸は脳の働きを活性化し、EPA(エイコサペンタエン 酸)は血液をサラサラにする働きがあると言われています。
マナガツオは白身の魚で、
脂肪分やコレステロールの量に対してタンパク質が多く、消化もしやすいので、胃腸にも優しい重要なタンパク源です。
  ・調理のポイント
マナガツオは鮮度落ちが極めて速く、産地でないとなかなか美味しく刺身では食べられない。マナガツオには独特の香りがあり、人によっては好まれないことがある。身自体はクセがなく、繊維感が少なく柔らかい。 何よりもマナガツオは頭が小さく、骨も柔らかく揚げてしまえば頭やヒレ、中骨なども食べられるので非常に歩留まりがいい。
      
12月の旬の魚~真魚鰹(まながつお)の料理レシピ
まながつおの煮付け  
♪材料(2人前)
①まながつお・2切れ
♪調味料ほか
①水・カップ4 ②おろししょうが・小さじ1/2 
③酒・大さじ5 ④しょうゆ・大さじ3
⑤砂糖・大さじ4
 
♪下拵えほか♪作り方と食べ方
①鍋に水を入れわかして、まながつお、酒を入れて中火で3分程煮込みます。
②しょうゆ、砂糖を入れ、中火で5分程煮込みます。
③おろししょうがを入れて、さらに中火で5分程煮込みます。
④お好みの濃さに汁が煮詰まったら出来上がりです。
(火を止めて、冷めるときに味が染み込むので、食べる前に温めると良いでしょう)

♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g
 まながつおの照り焼き  
♪材料(2人前)
①まながつお・2切れ
♪調味料ほか
①しょうゆ・大さじ2
②砂糖・大さじ1
③みりん・大さじ
 
♪下拵えほか
①たれ、しょうゆ、砂糖、みりんを合わせておきます。
♪作り方と食べ方

①グリルで普通に焼きます。
②両面が焼けたら取り出します。
③タレにしばらくつけます。
④皿に盛って出来上がりです。

♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g
  まながつおの南部焼き
♪材料(2人前)
①まながつお
・2切れ(1切れ100g)
②みょうがの甘酢漬け
・2個
♪調味料ほか
①たれ 
・煎りごま(黒) ・酒・大さじ1/2
・しょうゆ・大さじ1・1/2
・みりん・おおさじ1
 
 
♪下拵えほか
①ゴマはペーパータオルの上で刻んで、たれを合わせます。
②まながつをおたれにつけ、ときどき上下を返しながら20分つけます。

♪作り方と食べ方

①汁気をきって、温めたグリルやオーブントースターで焼きます。
②はけでたれを塗りながら焼き揚げます。
③みょうがの甘酢漬けを添えて出来上がりです。

♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g
             
・主な旬魚10種類の栄養成分比較

・旬魚55種類の「栄養価と効能」「料理のレシピ」
  


・旬の魚月の索引ページへ→1月 2月 3月 4月 5月 6月

7月 8月 9月 10月 11月 12月


HOME TOPのページへ

〇お役立ちリンク集~インターネット上の情報及びWebサイトを検索し表示します

・お役立ちリンク集1   ・お役立ちリンク集2

〇当サイトについて ・管理人プロフィール
   
 Copyright (C) 2019~2027  暦こよみ~暦~日本文化いろいろ事典  All Rights Reserved  
【PR】