12月旬の魚鰡(ぼら)の「栄養価と効能」「料理レシピ」 |
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12月旬の鰡(ぼら)の「栄養価と効能」「料理レシピ」 |
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日本の四季は世界で一番大きな大陸と海に挟まれていることに影響しています。島国であり四季がはっきりしていておよそ3ヶ月ごとに変わり「春は桜」「夏は海「秋は紅葉」「冬は雪」とそれぞれ四季の特徴を楽しむという気質もあります。日本は四季に恵まれた素晴らしい国です。 | |||||||||||||
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四季の自然の恵みを旬と称して美味しく食べる~記念日/誕生日プレゼントに | |||||||||||||
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≪日本の文化いろいろ≫ |
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12月(冬)旬の魚鰡(ぼら) ~栄養素と効能・料理レシピのページ |
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旬は秋から冬、脂がのったものを刺身か塩焼きにする3年魚をボラと呼ぶ 。胃袋をそろばん玉といい、これの塩焼きは最高に美味。ボラの卵巣の塩漬けをカラスミといい珍味だが、高価です | |||||||||||||
五訂増補日本食品標準成分表(可食部100g当たり)から | |||||||||||||
鰡(ぼら) | |||||||||||||
栄養成分 | 単位 | 生 | からすみ | 栄養成分 | 単位 | 生 | からすみ | ||||||
脂肪酸飽和 | g | 1.18 | 1.68 | 銅 | ㎎ | 0.06 | 0.19 | ||||||
脂肪酸一価不飽和 | g | 1,40 | 5.71 | マンガン | ㎎ | 0.01 | 0.04 | ||||||
脂肪酸多価不飽和 | g | 1.56 | 5.83 | ビタミンAレチノール | μg | 8 | 350 | ||||||
エネルギー | kcal | 128 | 423 | ビタミンD | μg | 10.0 | 33.0 | ||||||
三大栄養素たんぱく質 | g | 19.2 | 40.4 | ビタミンE トコフェロールα |
㎎ | 1.6 | 9.7 | ||||||
三大栄養素脂質 | g | 5.0 | 28.9 | ビタミンB1 | ㎎ | 0.16 | 0.01 | ||||||
三大栄養素炭水化物 | g | 0.1 | 0.3 | ビタミンB2 | ㎎ | 0.26 | 0.93 | ||||||
ナトリウム | ㎎ | 87 | 1400 | ビタミンB6 | ㎎ | 0.43 | 0.26 | ||||||
カリウム | ㎎ | 330 | 170 | ビタミンB12 | μg | 4.7 | 28.4 | ||||||
カルシウム | ㎎ | 17 | 9 | ナイアシン | ㎎ | 4.5 | 2.7 | ||||||
マグネシウム | ㎎ | 24 | 23 | 葉酸 | μg | 4 | 62 | ||||||
リン | ㎎ | 170 | 530 | パントテン酸 | ㎎ | 0.66 | 5.17 | ||||||
鉄 | ㎎ | 0.7 | 1.5 | コレステロール | ㎎ | 65 | 860 | ||||||
亜鉛 | ㎎ | 0.5 | 9.3 | 食塩相当量 | g | 0.2 | 3.6 | ||||||
鰡(ぼら) | |||||||||||||
栄養成分 | 単位 | 生 | からすみ | 栄養成分 | 単位 | 生 | からすみ | ||||||
12月の旬の魚鰡(ぼら)について | |||||||||||||
・旬の時期・鮮度の見分け方・保存方法 | |||||||||||||
ボラはほぼ全世界の熱帯から温帯にかけての海域に広く分布し、日本近海ではオホーツク海を除く北海道〜九州南岸の日本海・東シナ海・太平洋沿岸、瀬戸内海、種子島・屋久島、琉球列島、伊豆諸島、小笠原諸島にみられ、海外ではアムール川河口、サハリンのオホーツク海沿岸、千島列島南部の太平洋岸、朝鮮半島全沿岸、台湾北部・西部・南部、遼寧省〜海南島・トンキン湾~ベトナムの各地沿岸。北緯51度〜南緯42度の全世界の海域(熱帯アフリカ西部〜モロッコ沿岸を除く。熱帯海域では少ない)に分布する。
主に沿岸の浅い所や河川の汽水域から淡水域に生息し、若魚は時におびただしい数で群れを成し川を遡上する。筆者もかつて東京の目黒川において、皮全体を埋め尽くすほどの大群で遡上する様子を目の当たりにしたことがある。 食性は雑食で、泥底の有機物や小動物、藻類などを食べる。漁港などの防波堤でサビキや、サヨリ釣りなどをしていると撒き餌のアミエビに引き寄せられ大きなボラが群れで集まってくることがよくある。 ボラはスズキ目ボラ科もしくわボラ目ボラ科に分類される。世界中の熱帯から温帯の地域沿岸で見られる身近な魚で、様々な国々で食用に利用されている。日本においては食用にはされているがあまり人気がない。その理由の一つに、ボラは汽水から淡水にまで生息するため、流入河川などの影響から生息環境によっては臭みがあるからであろう。 しかし、綺麗な海で獲れた大型のものは臭みはなく脂ものっていて意外に美味しい魚なのである。また、ボラの身そのものよりも、高級食材であるカラスミの方が知られているかもしれない。カラスミはこのボラの卵巣を塩漬けしてから干したもの。 産卵期は10月頃から1月頃にかけてで、湾内から外海に出て産卵する ボラは出世魚 ボラが出世魚であることはあまり知られていないのではないだろうか。地方によって基準となる大きさや呼び名に多少の違いはあるようだが、 関東など主な呼称の変わり方は以下の通り。 ハク、キララゴ・・3m未満 オボコ・・3~10cm イナ・・18~30cm ボラ・・30cm以上 トド・・特大 「トドのつまり」という言葉はこの最終的なボラの名称に由来する。 スバシリ・・10~18cm 鰡は眼が澄んでいるもの目に透明感があり、黒目がくっきりとしているものが新鮮。白濁しているもの、乾いてしぼんでいるようなものは鮮度が落ちている。 エラが鮮紅色のもの、エラ蓋を開けて中を覗いてみて、エラが鮮やかな血の色をしているものが新鮮。クリーム色から茶色っぽく変色しているものは鮮度が落ちている。 |
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・鰡(ぼら)に含まれる栄養成分、主な有効成分と効能 | |||||||||||||
ボラは白身魚の成分バランスでたんぱく質を100g中19.2g含んでおり、脂質は5gと控えめで、優れたたんぱく源と言えます。 ビタミンB群やパントテン酸などボラには特に目立って多く含まれている栄養成分はありませんが、ビタミンB群を比較的多く含んでいるほか、飲酒時に欠乏しがちなパントテン酸も多く含んでいます カラスミは高栄養価 ボラの卵巣を塩干加工したカラスミは抗酸化作用が強いビタミンA(レチノール)やビタミンEを極めて多く含んでいます。その他の成分や鉄分などのミネラルも全体に非常に多く含み、極めて栄養価の高い食材となっています。ただ、それ故に脂質やコレステロール、それに塩分が多いため、そのものを食べるというより、味のアクセントとして料理に少量使うといった食べ方がいいでしょう。 n-3脂肪酸 ボラに含まれる脂肪酸の中でも、EPAは190mg、DHAは420mgなどn-3系多可価不飽和脂肪酸(オメガ3)が多く含まれています。また、カラスミにはEPAは1100mg、DHAは1900mgも含まれています。 これらの脂肪酸には血管を拡張させ、血液の流れをよくする働きがあるとされ、血圧を下げる効果があるそうです。また、EPAには中性脂肪を少なくする働きがあるとされ、医薬品にも利用されています。さらにDHAには脳の活性化にも関わっており、認知機能の改善に効果があるともいわれています。 |
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・調理のポイント | |||||||||||||
ボラは個体によって臭みを持つものがあるので、さばいたらまず少し食べて味のチェックをする。 臭みのないものは意外に上品で旨みがあり、秋から冬のものは脂ものっていて美味。 鮮度がいいものは生食も美味しく、煮る焼く、蒸すといろいろな料理でおいしく食べられる。 | |||||||||||||
12月の旬の魚~鰡(ぼら)の料理レシピ | |||||||||||||
ボラのムニエル | |||||||||||||
♪材料(2人前) ①ぼら・2切れ ②レモン汁・少々 |
♪調味料ほか ①塩・胡椒・少々 ②小麦粉・小さじ2 ③サラダ油・大さじ1 ④バター・大さじ2 ⑤しょうゆ・小さじ1 |
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♪下拵えほか ①ぼらは塩、こしょうで下味をつけて、 小麦粉を薄く振ります。 余分な小麦粉ははたいて落とします。 ♪作り方と食べ方 ①フライパンにサラダ油とバター大さじ1を入れて火にかけます。 ②バターが溶けたらぼらを入れ、中火で両面を焼きます。 蓋をして蒸し焼きにし、何度かひっくり返しながら中まで火を通します。 ③お皿にムニエルを盛ります。 フライパンにバター大さじ1を足し、溶けたらしょうゆを入れます。 火を止め、ムニエルにバターしょうゆをかけて出来上がりです。 ④レモン汁でサッパリといただきます。 ♪栄養価一人分①熱量:kcal、②塩分:g |
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